2011年4月30日土曜日

宇都宮餃子ツアー

ゴールデン・ウィークである。
子供のいる家庭では、なかなかのんびりまったり家で過ごすというのが難しい。
年々存在感が薄くなる一家の大黒柱としては、やる気のなさを見せるわけにはいかない。
というわけで、ゴールデン・ウィーク前半3連休中日の今日、我が家は宇都宮へ行ってきた。

この時期出かけるとなると憂うべきは渋滞。
ところが原発問題で東北方面は行く人も少ないだろうと考えたのだ。
天の邪鬼の本領発揮である。
そこで出てきたアイディアが宇都宮餃子ツアー。

実は、まだ子供たちが生まれる前の11年前、やはりゴールデン・ウィークに妻と二人で行き、いつかまた行こうと話していたのだ。
子供たちもそこそこ大きくなったし、行列に並ぶ事もできるだろうと決めた次第である。
読み通り道中渋滞もなく、出発から2時間ほどで宇都宮市内に入る。

11年前は滞在8時間で4軒食べ歩いた。
移動と食べるので1時間、並んで待つのに1時間、だいたい2時間で1軒のペースだ。
ちなみに我が家の奥様は、食べる事にかけては貪欲。
このくらいのペースはなんでもない。
今回もそんなイメージでいた。


まず向かったのは、「みんみん」。
たぶん宇都宮餃子では一番有名な店だ。
本店前にはすでに列ができている。
約40分ほど待って、最初の餃子にありつく。
ちなみにここで食べたのは、焼き餃子と揚げ餃子である。

私はもともと餃子はそんなに好きな方ではない。
しかし、宇都宮の餃子はそんな私でもうまいと思う逸品が多い。
家族4人満足して次の「めんめん」に向かう。
「めんめん」は餃子専門店ではないが、肉汁たっぷりの餃子は美味の一言に尽きる。
本日一番の美味であった。ちなみに家族で注文したのは、焼き餃子4皿である。

次に向かったのが、『来らっせ』という、いわば餃子パーク。
11年前にはなかった。
「龍門」、「さつき」、「幸楽」、「みんみん」と4種類の餃子が食べられる。
1皿ずつオーダーして食べ比べ。
見事にみんな味が違う事に、娘が感動。
「みんみん」は未体験の水餃子に挑戦。
ここでは「幸楽」の餃子が、ほんのり甘味があって一番の美味。
娘の「本日の逸品」に選ばれた。

途中本屋に寄ったり、宇都宮城址公園で遊んだりしたが、夕方「正嗣」で焼き餃子を食べ、〆は再び「めんめん」で各々夕食を取った。
食いしん坊の母娘は大満足。
長男は2件目でギブアップしたものの、娘は親と同じ量を食べた。
食べる事に対する情熱を、もうちょっと抑えてもいいんじゃないかと、父親としては将来がちょっと心配な我が娘である。

帰りの車中はいびきとげっぷと寝言の大合唱。
たぶん、関係ない人が乗り込んだら鼻をつまんだに違いない。
帰りも渋滞なくスムーズに帰宅。
なんとなく人通りが寂しかった宇都宮市内。
各餃子店舗も予想したほど混んでいなかった。
震災の影響だとしたら、今日の我が家は宇都宮市の消費に少し貢献できたはずだ。
これも復興支援だと、餃子臭い息を吐きつつ記すのである・・・


【昨日の読書】
「カッコウの卵は誰のもの」東野圭吾

      

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