先週の日曜日は長女の誕生日であった。
例年私の両親を招待し、ケーキでお祝いし、長女のリクエストした夕食をみんなで食べるというのが大体のパターンである。
今年も例年と同じようにお祝いした。
長女が生まれたのは10年前。
妻は初産で実家に里帰り。
その日朝の4時過ぎに、義理の妹からの電話で起こされた。
すでにカウントダウンに入っていたから、「生まれたか!」と思ったが、妹によると「今分娩室に入っている」との事。
「生まれてから電話をくれればいいのに」との思いを察したのか、妹が言うには、「妻が苦しんでいるのに夫がのうのうと寝ているのは許せないから電話して起こして!」と妻に言われたらしい。まあそういう家庭なんですな、我が家は。
そうして6時半過ぎ、出勤の支度をしている時に、今度こそ本当の出産の知らせが届いたのである。
父親になったらやっぱり感激するのかなと常々考えていたが、意外にもそれほどでもなかった。何だか隣のうちで子供が生まれたと聞いても、やっぱり同じ感覚なのではないかと思うくらいであった。まあ、その週末に大阪の妻が入院している病院を訪ね、我が子をこの手で抱いた時はさすがに実感が湧いた。自分がいなければ、この世に生れ出る事のなかった命なのだと思ったのだ。
幸いな事に、肺炎で一週間入院した事を除けばこれといった大過なくここまできた。
ケーキは「大きく切って!」とイチゴやチョコレートのデコレーションとあわせてパクつき、食べたいもののリクエストには元気に、「焼き肉!」と答える。
どうせならおいしいところと、3駅ほど向こうの駅前にある焼き肉屋に私がわざわざ一時間並んで予約をして、みんなで出掛けて行った。
夜は長女と弟と一緒に風呂に入る。
最近ちょっと胸が膨らみはじめてきた長女だが、それを誇らしげに見せてくれる。
世間一般では、父親がいつものように風呂に入ろうと娘を誘ったところ、「もうパパとは入らない」と告げられ、父親は「ガーン!」とショックを受けるというイメージを持たれているが、我が家は逆に私の方がそろそろ別々にした方がいいんじゃないかと思い始めている。
弟と一緒になってサンタさんに手紙を書いているし、どうやらまだまだ子供な長女なのである。
あと10年したらどんな親娘関係になっているのだろう。
男の子の口説き方から付き合い方までレクチャーしたいと思っているが、果たして聞く耳は持ってくれているだろうか?臭いとか言われて嫌われないようにしないといけない。
ひょっとしたら、これから彼女を作るよりも難しいかもしれない。
最近学生時代の体重に戻り気をよくしている私だが、そんなレベルに終わる事無く、見かけも中身もシェイプアップしたいなと、あらためて思うところである・・・
【本日の読書】
「中国で尊敬される日本人たち」朱健栄
「影法師」百田尚樹
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