【男の子】 【女の子】
第1位(昨年1位)大翔「ひろと」 第1位(昨年4位)凜 「りん」
第2位(同6位)翔太「しょうた」 第2位(同 8位)さくら
第3位(同2位)蓮 「れん」 第3位(同 3位)陽菜「ひな」
第4位(同8位)颯太「そうた」 第4位(同 5位)結愛「ゆあ」
第5位(同10位)蒼空「そら」 第5位(同 6位)結奈「ゆな」
(ベネッセコーポレーション調査)
なんだか漫画の主人公みたいだなと思ってしまった・・・*************************************************************
自分が本好きだという理由もあるが、子供には読書の習慣をつけさせたいと常日頃考えている。小さい頃は図書館で借りてきた紙芝居を中心にし、やがて絵本から徐々にレベルを上げていく。幼稚園年少の長男は紙芝居と絵本が中心。小学校3年の長女には図書館で目についた本をパラパラとめくって、なるべくきちんとしたストーリーのモノを選ぶようにしている。
自分で選ばせると、「ずっこけ3人組の~」とか「解決ゾロリシリーズ」なんかを読みたがるから、こちらでも選んでいるのだ。もっとも楽しいのが一番だから、そういうのも禁止したりはしないし「ブラック・ジャック」もそんなわけで読ませている。
しかし、どうにも何か物足りない。もっと何か娘の心にインパクトを与えるようなものを読ませたいと思っていた。そんなところに思い出したのが「フランダースの犬」である。ちょうど日本版「フランダースの犬」という触れ込みの映画のCMをやっていたので思い出したのだ。「これだ!」と。
さっそく読ませる事にした。実は私もいつだったか子供の頃、従妹の家でこの本を偶然読んだことがある。一気に読んでしまったのだが、その時子供心に大感動してしまった。ちょうど今の長女くらいかもっと小さかった頃だからちょうどよい。長女がどんな反応を見せるだろうか、とわくわくしながら何気なくページをめくる・・・
おじいさんと二人暮らしの少年ネロが、虐げられて弱っていたパトラッシュを見つけ一緒に暮らし始める。貧しい中、ネロはパトラッシュと牛乳配達をして家計を助ける。絵が好きで、一度でいいからルーベンスの絵を見たいと憧れるも、お金がなくて見られない。そんな願望を友達の少女アロアを描いて紛らす。
ある日アロアの家の小屋が火事になり、貧乏なくせに娘と仲良くするとネロを快く思わないアロアの父によりネロは放火の濡れ衣を着せられる。それが元でネロは仕事を失う。おじいさんも亡くなり、お金がなくなり、住んでいた家も追い出され、飢えと寒さの中、行き場を失ったネロは最後に憧れていたルーベンスの絵が飾られている大伽藍に行く。そして月明かりの中、ようやくルーベンスの2枚の絵を見る事ができたネロは、パトラッシュとともに静かに眠りにつく・・・
何十年か振りに読みながら、不覚にもまたうるうるしてしまった・・・最近涙腺が緩くなっているから、子供の前だと危ない。それにしてももう少し周りの人達が早く手を差し伸べていたら、と子供のお話にも関わらず真面目に考えてしまう。自分はそんな時に手を差し伸べられる大人でありたい。そんな風に思う。
さて、長女はこの本を読んでどんな感想を持つのだろうか。ちょっと楽しみである・・・
ネロが最後に見たルーベンスの絵
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