そろそろ世間も夏休みが本格化しているようである。
通勤や日中の外出時に、リュックを背負った子供連れのお父さんをよく見かける。
工場などのように一斉に休みを取るところから、我々のように交代で休みを取るところ、あるいは取れないところ、いろいろあるのだろう。
たぶん、ピークは今週末から来週半ばまでのお盆だろう。
新幹線のディスカウントチケットもこの時期は使えない。
昔の丁稚奉公などは、休みは年2回の藪入りだけだったようであるから、今の時代は遥かに恵まれている。年2回どころか週休2日制だし、欧米の1ヶ月には及ばないが、夏休みは一応10日間も取る事ができる。先人たちの苦労の賜物と言えるが、誠にありがたい事だ。
連日のロンドン・オリンピックで世間は湧いている。
私も興味はあるのだが、ゆっくりテレビの前に座って観戦している暇がない。水泳・柔道・レスリングあたりの競技はゆっくり観たいのだが、優先順位をつけていくと睡眠時間が先に来てしまう。日本は、メダル数では過去最高とかなり頑張っている。しかしながら、金メダルが少ないのがちょっと残念である。
金メダルを取って欲しいと思うのは、何も一番だからという理由だけではない。
金メダルを取った選手が、表彰台に立って日の丸が揚がり君が代が流れる。
これが大事だと思う。まだまだ国家と国旗に背を向ける不届き者(特に教師)が数多い。
そういう者たちに、日の丸を背負って頑張った成果を見せつけてやってほしいと思うのである。
そうこうしていたら、韓国大統領が竹島上陸というニュースが飛び込んできた。かなり挑発的な行動だ。一説によれば国内に反日姿勢をアピールするという狙いもあるようだが、黙って見ているのも問題だ。竹島は敗戦のどさくさにまぎれて韓国に占領されてしまったのが問題の発端。うまくやられたとしか言いようがないが、もっと取り返す努力をしてもいいところだと苦々しく思う。
国際司法裁判所に提訴するという意見もあるようだが、国際司法裁判所は当事国双方の申し立てがないと審理が行われない。ところが、そんなところで公平に裁かれたら100%負けるとわかっている韓国は応じるはずもない。そこで終わってしまうのが日本の弱いところ。アメリカみたいにルールを無視するのも問題があるが、ルールを変えてしまうのも方法の一つだ。日本はIMFをはじめとして、かなりの金銭的な貢献を国際機関に対してしている。札束攻勢で国際司法裁判のルールを変えてしまうのも欧米流のやり方でアリだと思うのだが、どうだろうか・・・
それにしても、「お上=権威」に頼ろうとするところはやっぱり日本人だと感じる。
相対で決着をつける事を良しとせず、「お上に決めてもらう」=「公平」という伝統的な感覚がここでも発揮されている。
直接殴り合って後に禍根を残すよりも、公平に決めてお互い恨みっこなしとする知恵とも言える。良い悪いはともかくとして、「和をもって貴しとする」我が国民性の現れだと思う。
報復として総理が靖国神社へ参拝に行っても面白いと思うが、そうすると今度は中国を刺激してしまうからうまくはない。経済協力を棚上げにするとか、もう少し積極的に「日本を刺激したらまずい」という対応を政府には期待したいところだ。
それにも増して、国民の間でももっと問題意識を持つべきだろう。韓流ブームなどと浮かれている場合ではないと言いたいところだ。目を転じれば、親日的な国がアジアにはたくさんある。台湾などはその筆頭だ。中国への配慮もあって政府が及び腰なのは仕方ないが、もっと関心を持ってもっと仲良くすべき相手だ。「汝の敵を愛する」のも大事だが、「汝を愛してくれる人」を大事にする方がもっともっと大事だと思う。
個人の信念として「反韓親台」は貫いて行きたいと、改めて思う。
そんな事につらつらと思いを巡らしてみた一人っきりの週末である・・・
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