いよいよラグビーのワールドカップが、本場ニュージーランドで始った。
そして、さっそく昨日オープニング・マッチとして開催国ニュージーランドとトンガの試合が行われた。日本では深夜の放送で、翌日朝早くに用事を控えた私は、睡眠時間を逆算して途中まで観ようと考えていた。
ところが、観始めるとやめられるものではない。
どちらも日本代表と同じブロックだし、どのくらいのものだろうという興味もあった。
ランキング世界1位のニュージーランド・オールブラックスと同12位のトンガとでは、試合結果は見えている。しかし、オールブラックスも勝つには勝ったが、トンガの粘りとパワーが目についた。日本はこのトンガとカナダに勝つのが目標だが、かなり難しそうな気がする。
2メートルを超す選手も混じり、筋骨隆々の選手たちが激突する。
その迫力に唸り、スピード感溢れる展開に酔い、華麗なテクニックに溜息が出る。
ワールドカップの魅力は、「日本代表がどんな試合をするか」という興味よりも、こうした世界の強豪同士のハイレベルな試合を観る事に尽きる気がする。
華麗なテクニックはどのスポーツでも観られるが、力でねじ伏せるプレーはラグビーとアメフト系ぐらいだ。ボールゲームの魅力と格闘技の要素をミックスしているわけで、これが面白さのゆえんだ。気がつけば試合終了。
途中でやめてなんて寝られるものではない。
やっぱり南半球3強(オールブラックス、オーストラリア・ワラビーズ、南アフリカ・スプリングボックス)の絡む試合は必見だろう。あとはイングランドを始めとする5カ国(フランス、ウェールズ、アイルランド、スコットランド)だろうか。
ワクワク感一杯の季節の始まりである。
残念ながらこのワクワク感を共有できる仲間が周りにはいない。
サッカーのような熱狂もないし、寂しい気分だ。
一時期ラグビーの魅力を伝える伝道師になって周りに広めようかとも思ったが、そんな無駄な事はやめる事にした。人の好みはそれぞれだ。
ラグビーの魅力を熱く語っても、そんなに通じるものでもない。
我が職場に熱烈なサッカーファンの同僚がいる。
今はなでしこジャパンがオリンピックにどうのこうのとか、先週はウズベキスタン戦がどうのこうのと話していたが、まったく興味がわかない。
なでしこジャパンの試合のために、深夜に起きて試合を観た人も随分いたようだが、私にしてみれば気が知れない。いくらサッカーの魅力を熱く語られても煩わしいだけだ。
そんな私もラグビーなら深夜だろうがなんだろうが、テレビにかじりつく。
次の日仕事だとかなんだかと言ってはいられない。
そんな気持ちを語ったところで、興味のない人には煩わしいだけだろう。
そういうわけで、この一カ月間はご機嫌に過ごす事になりそうだ。
ケーブルテレビでは全試合を放映するらしく、今この瞬間もスコットランド対ルーマニアが放映されている。観れば観たくなる。どうやらワクワクとあわせて、たくさん行われる試合を観切れないというフラストレーションも溜まりそうである。
ブログの更新が滞っていたら、たぶん「それどころではない」のだろうと思って間違いないと思うのである・・・
【作日の読書】
「四つ話のクローバー」水野敬也
「放課後」東野圭吾
0 件のコメント:
コメントを投稿