昨日は参議院選挙。
私も5歳の長男を伴って、近所の中学校まで投票に行って来た。
「せんきょって何かおいしいもの出るの?」
と問う長男に対し、曖昧に答えて連れて行ったのには、ちょっと良心の呵責を感じてしまった。
ただ、小さいうちから投票に行く親の背中を見せておきたいと思ったのだ。
昨年は長女に対してストップをかけた選挙管理委員も、さすがに5歳の長男に対してはお咎めなし。
しかし、昨年の説明では、小学生は投票所に入れないと言うことだったが、見れば明らかに小学生だろうという子供を連れた有権者の人が投票していたから、知らないうちにルールが改定になったのかもしれない。いずれにせよ、投票率を上げようと思ったら、朝から宣伝カーで呼びかけるのもいいけど、子供の時分から選挙に行く大人の背中を見せるべきだと思うのだが、どうだろう。
何だか盛り上がりそうな雰囲気もあったが、蓋を開けてみれば投票率は57.92%。
やっぱり寂しいものがある。我が家にも約1名権利を放棄した人がいたが、連れていくべきだったな、とちょっと反省。
結果はともかく、もっと関心を持とうよと思わずにはいられない。
「変わらないから」という声はよく聞かれるが、以前も述べた通り、我が国の選挙システムは一票一票を確実にカウントしてくれるのだ。無関心派の人たちにはちょっとがっかりしてしまう。
私はと言えば今回は民主党には入れにくいものがあり、某政党に投票。
今回その政党は大躍進したからちょっと気分がいい。
民主党も10ヶ月でダメ出しするのはちょっと可哀そうな気もする。
それに首相は高校の先輩だし、応援したい気持ちは山々なのであるが、どうもすっきりと支持できないものもある。マニュフェストにも入れずに通そうと狙っている外国人参政権も、できれば堂々とやってほしいし・・・
それはともかく、結果はある程度予想された事とは言え、民主党には厳しいものになった。
選挙に行った人たちも、やっぱりそれなりに考えているのだろうから、与党の思惑通りというわけにはいかない。そういうところは国民のコントロールがきっちり効いているのだと思う。
「行けば変わる」のである。
ただ、だからと言って、政治家が国民の人気取り政策に走っても困るなぁという気もする。良薬は口に苦しではないが、反対を押し切ってでもやらなければならない事が出てきた時に困るからだ。まぁ我が国は国民性から言っても、特定の強力なリーダーが国民をぐいぐい引っ張るというパターンにはなり難いから、ある程度は仕方ないのかもしれない。
投票結果を見れば、亀井さんや福島さんの政党は議席を減らしている。
与党としての10ヶ月間を考えれば当然だと思うのだが、そう考える人が多数いたという事に心強いものを感じる。共産党も議席を減らしたし・・・
案外、国民の見る目はしっかりしているのかもしれないと思ってしまった。
さて、大事なのはこれから。
民主党も政権を失ったわけでもないし、この結果を真摯に受け止めて、よりよい明日を目指した政権運営を心掛けていただきたいものである。
自分もしっかりと関心を持って、行く末を見ていきたいと思うのである・・・
【本日の読書】
「日本の復元力」中谷巌
「ぼんくら(下)」宮部みゆき
0 件のコメント:
コメントを投稿