2013年8月9日金曜日

忙しい昼の合間に

 平日のランチは、大概社員食堂で済ます事が多い。しかし、外出時と重なる時は、当然外出先で探す事となる。その時、真っ先に候補に上がるのが、「どんぶり系」である。マックなどのファーストフード系はまずない。そして「どんぶり系」と言えば、牛丼の「吉野家」、天丼の「てんや」、親子丼の「なか卯」といったところが、「3大候補」となる。もちろん、吉野家などはもともとファンであり、独身の頃は毎週末のランチは必ず吉野家へ行っていたくらいの“中毒”である事もあるが、忙しい時間帯ゆえに「安くて、早くて、おいしい」という利点があるのが大きいと言える。

 どんぶりと言えば、実は最大の好物は「かつ丼」なのであるが、これは残念な事においしいチェーン店がない。個々の店ならたぶん探せばあるのだろう。ただ、大阪にある「 喝鈍滝見小路」のように、泣きたくなるくらいおいしいかつ丼屋さんがあれば毎日でも通うかもしれないが、そんなところがないのが実に残念。と言っても探す努力をしていないのも確かだから、それは今後の課題だ。

 上に挙げた3つはいずれもチェーン店だから、外出先でどこに行っても探しやすいというのが利点でもある。たいがいの駅の周辺にはいずれかがある。これも実に便利だと思う。その他にも条件を満たす店舗はある。例えば牛丼で言えば、松屋やすき家が大手としてある。ただ味という点では、吉野家が頭一つ抜けている。すき家の場合、牛丼以外にもメニューがあるので、いざとなった時には代替案としては十分採択できる。ただ松屋はダメだ。

 たまに「牛丼戦争」などと言って、ニュースで安売り合戦をするのを耳にする。だが、個人的には関係ない。例え吉野家の牛丼が500円で、松屋の牛丼が10円でも松屋には行かないからだ。人それぞれだから他人の事はとやかくは言わないが、松屋は食事をするところとは思えない。

 今は飲食店は厳しい時代。デフレで売価は下げねばならず、そのためには極力人件費を削って店舗運営コストを下げないといけない。そのためアルバイト中心の運営になるし、調理も店舗でするのは簡単なものとなる。だからだろう、味はひどいものだし、サービスも当然アルバイトのレベルだ。以前の出来事に恨みを持っているわけでは決してないが、あそこで食事をしても、腹はふくれるかもしれないが幸せな気分にはなれない。たかだかワンコインの世界で、そこまで身を落としたくはない。
どうしても松屋しかなかったら、コンビニでおにぎりを買った方がまだ良いだろう。

 モノを食べる時に幸せな気分になれるかどうかは大事なところだ。こずかいが多いわけではないが、その一線は守りたいと思う。
一方、ラーメンという捨てがたい選択肢もある。ただラーメンの場合、おいしい店は行列が出来ている事が多いので、仕事で外出中の時間に余裕のない時には利用しにくい。それにあらかじめ知っている所ならともかく、そうでなければ探す手間もある。やっぱりチェーン店のネットワーク網に勝るものはない。

 仕事の合間のささやかな楽しみという点で、やっぱり上記の3大チェーン(+1)は重宝したいところだ。これからもへんな安売り競争に巻き込まれる事なく、堅実経営を維持して変わらぬ味を提供していただきたいと思うのである・・・



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