2009年12月12日土曜日

ペット天国

【夫婦に関するいくつかのアンケート調査結果より】
●既婚者に聞いた夫婦円満の秘訣
20代・・・「会話の時間を多くもつ」
60代・・・「プライバシーの尊重」

●「生まれかわっても、今の配偶者と結婚したいと思いますか」
20代男性・60代男性ともに・・・半数以上が「YES」
20代女性・60代女性ともに・・・半数以上が「NO」

●夫や妻にほぼ毎日イラッとする・・・夫が7%、妻は23%
週1~3回の頻度でイラッとする・・・夫が36%、妻は63%

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この時期にしては暖かな本日、年末大掃除第一弾として私は窓のシャッターを洗っていた。そこへ通りかかった犬を連れた年配のご夫婦と、やっぱり犬を連れて買い物へ出かけようとして出てきたお向かいの奥様が鉢合わせ。そこで互いのペット談義が始まった。話の内容からするとお互い見ず知らずの間柄だったようであるが、互いのペットをだしにして5分ほど話し込んでいた。我が家ではペットを飼っていないが、ご近所ではかなりの家でペットを飼っている。

 かつて動物を飼うという事は、牛や豚や鳥は食用だし、馬は使役、犬は番犬か猟犬といった具合に、それぞれ働く役割があった。昔、御代田の伯父の家でもネコを飼っていた。が、それは「ネズミ対策」のためであった。したがってその家のネコも「ネコっ可愛がり」されていたわけでもなく、餌は残飯のいわゆるネコマンマだし、生まれた子猫はおばさんが「沢にぶちやる(捨てる)」有り様だった。

 そんな動物たちは、現在は(特に都心では)「家族」という新たな役割を与えられている。餌やら服やらはどんどんと進化し、贅沢になっている。先日仙台に出張した際は、郊外にペット専用霊園ができているのを発見した。そんな環境下だから、ユニ・チャームグループのユニチャームペットケア株式会社などは、今や拡大する市場にあわせて業績絶好調だという。

 こうした背景としては、核家族化で家族が少なくなっている事もあるだろう。子供が巣立っていった後に残された夫婦が、それを埋めるためにペットを飼うというケースなどだ。そして何よりも世の中がそれだけ豊かになってきた証に違いない。今やペット可の賃貸マンションも喫茶店・レストランも珍しくない。ニュージーランドでは人間の数よりも羊の数のほうが多いらしいが、少子化の進む我が国もそのうち人間の数よりもペットの数の方が多いという事にもなるかもしれない。

 我が家には今のところペットはいない。二人の子供がいて賑やかだからいなくても何ら寂しい事もない。しかし、妻はいずれは犬を飼いたいと思っているようである。ほぼ毎日イラッとしている相手と将来二人っきりになったら堪らないと思っているのかどうかは定かではないが、「鎮静剤」としての役割を果たしてくれるのであれば、私としても歓迎したいと思うのである・・・


【本日の読書】
「終末のフール」伊坂幸太郎
「天使と悪魔(下)」ダン・ブラウン
 
     

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