2009年3月29日日曜日
ランチタイム
昼休み、その時ちょうどパスタを食べていた私におじさん同僚が話しかけてきた。
「そういえば今日はメニューにパスタってありましたね、だけど何でスパゲッティをパスタって言うんですかね?」
言われてみればその通り。
いつから「パスタ」って言うようになったんだろう。
考えてみればそういう例は他にもある。
「パンツ」と言えば最近は「ずぼん」の事だ。
逆に下着という意味では「インナー」だ。
「パンツ」とか、ましてや「パンティー」などとは言わないし、「パンティー」などはもう死語になっているんではなかろうかと思うほどだ。
「ケーキ」はどうやら「スイーツ」だ。
流行には疎い私でも何とかついていっている。
何でなんだろうかと思うがよくわからない。
総じて女性向けのお洒落な言葉がそのまま広まったように思っている。
確かに「パンツ」などは女性では口にしにくいかもしれない。
ましてや「パンティー」などは、書いている私でも赤面してしまうくらいだから尚更だ。
「ショーツ」だとか「インナー」だとか言えば赤面しなくてもすむ。
だがもうじき4歳になる我が家の息子が、「ママ、お漏らししてインナーぬらしちゃった」などと言えば頭を小突かないといけない。
やはり大人の女性用語なのだろう。
最近は、女性が世の中の流行をすべて作り出していると言っても過言ではない。
わが勤務地でも「丸の内OL」が幅を利かせて街を闊歩している。
そうしたネーミングが世の中に伝わるのも無理はない、と私流に分析している。
ネーミングと言えば、かつて関西人の妻に「東京の人間は気取っているというイメージがある」と言われた事がある。もちろん、イメージなのだが、それを実感したのは大阪でドライブに行った時の事だ。南港という大阪ではちょっとしたおしゃれな港町にかかる大きな橋を渡ったのだ。カップルのデートにはぴったりの橋で、東京の「レインボーブリッジ」か横浜の「ベイブリッジ」に匹敵するその橋の名前は、
「かもめ大橋」。
のどかな潮風が心に優しく吹いてきそうではないか・・・
気取っていると言われるわけである。
さて気取っているかどうかはともかく、結局いつのまにやらそういう呼び名が広まっているのは確かである。周りに目を向ける事を怠っていると、世の中の動きからずれたおじさんになってしまいそうである。同僚達と昼メシに行くのもいいが、たまには女性陣とランチにでも行かないといけないかもしれないと心密かに思うのである・・・
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