オンラインショッピングは誠に便利で、私も最近はほとんどオンラインで買っていると言っても言い過ぎではないくらいである。ただ、オンラインショッピングの難しいところは、現物を確認できないところである。注文したものが届いて開けてみたところ、イメージとは違うという事も少なくない。現物を買う前に手にしていたら間違いなく買わなかっただろうというケースもある。それにまだイメージとは違う程度ならいいが、詐欺だったりすると目も当てられない。そこをどうリスク回避するかは悩ましいところである。方法としては、「割り切る」か「手を出さない」かしかない。
メルカリなどC to Cとでも呼べそうな個人間のものはやはり警戒してしまう。私は基本的にやらないことにしている。「手を出さない」の選択である。非売品なら別であるが、少し安いくらいであれば事業者から買うようにしている。非売品でどうしても欲しければ「割り切る」だろう。損しても後に気持ちの上でしこりが残らない金額に抑えて「割り切って」買うのである。「割り切る」のもいいもので、例えば最近よく目にするtemuは、商品が驚くほど安い。どうやら中国の業者であるが、そのために安いのだろう。気になるのでいくつか買ってみたが、最初は全額損する覚悟で割り切って購入したのである。
そうしたところ、やはりモノによって失敗もあったが、概ね安いからOKというレベルであり、これはこれで良いと思う。ワイヤレスイヤフォンなどは、しばしば耳から落ちてしまうので基本的に買わないつもりだったが、あまりにも安いので「割り切って」買ったところ、特に問題もなく快適である。なので今では部屋で音楽を聞く時の専用にしている。これなら落ちても問題はない。もちろん、髭剃りなどは「安かろう悪かろう」の典型だったが、安いし割り切った上なので失敗感は感じないで済んでいる。ストレスなく買い物できているのでまぁ良しである。
年末には最近おせちを注文している。これまでは実家の両親のためであったが、今年はそれに私も加わる。あちこちいろいろなおせちを試しているが、今年はジャパネットたかたのおせちを頼むことにした。量も内容もよさそうで、価格は19,980円。定価は29,980円で、「10,000円お得」だという。20,000円とするよりも20円下げて1万円台にするのは価格戦略としてよく知られている。わずか20円でも確かに2万円よりも気持ちの上では抵抗感が減る(でも消費税を入れると結局2万円超となるのであるが・・・)。それにしても気になるのは「10,000円お得」の部分である。
1万円もディスカウントする理由は何か。通常、定価よりも値引きするのは、売れ残りを処分したり、福袋のように特別なケースで赤字覚悟で限定的にサービスしたりするものである。しかし、おせち料理などは上記のケースに当てはまらない。否、ジャパネットは大概この「10,000円お得」のようなものばかりである。最初から「10,000円お得」とは何かと疑問に思う。数量限定というわけでもなく、明らかに最初から19,980円の値付けで考えているとしか思えない。ならジャパネットの「定価」とはいったい何なのか。
価格の決め方には、「原価積上げ方式」という原価に利益を乗せたものを定価とする方式があるが、最近はマーケットの売値から逆算して考える方法が一般的らしい。ジャパネットも当然「19,980円」という売値を最初から決めて内容(原価)を考えているはず。ならばなぜ最初から「19,980円」としないのか。それはやはり安さを印象付けるためなのだろうと思う。もちろん、まったく根拠もない話ではないと思う。それなりに内容物から考えて説明できる価格を「定価(29,980円)」としているのだろうとは思う。ただ、最初からその価格で売ろうと考えていない「価格」というだけである。
だからといって顧客を欺くあざとい戦略というものでもないと思う。通販という性格上、現物を実際に見せて売ることはできない。どうやってアピールするかと考えると、「内容盛りだくさんでもこの価格」と印象付けるためには、「定価(に見合う価値)よりも10,000円も安い」と訴えるのは理に適っていると思う。買う方としても期待はするが、万が一(実物を見てがっかりする)のことは想定している。何回かのトライ&エラーは覚悟の上である。過去数年、楽天で選んだり、郵便局のものを選んだりしているが、まだ「これはいい」と継続的に頼みたくなるものにあたっていないだけである。ジャパネットのもイマイチだったらまた他のを探すだけである。
これも「割り切る」と言えば言えるが、ジャパネットだけに丸々損することはないだろう。購入価格に比べて釣り合うかどうかが判断基準となるが、そこは信頼できるのではないかという気がしている。何にせよ、「ポチっ」で買えるのはありがたい事である。temuなどはいろいろなものがあるのでついつい見入ってしまう。安いから失敗しても後悔はない。一方、ジャパネットはそこまでの覚悟をしなくてもいいという安心感がある。食事の配達も実に便利である(Uber Eatsはもうやらないが)。今は本当にいい時代だと思える一つの理由は間違いなくオンラインショッピングだと思う。
これからも「割り切って」買い物していきたいと思うのである・・・
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| GemmaによるPixabayからの画像 |
【本日の読書】

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