2024年9月19日木曜日

Uber Eats(ウーバーイーツ)はもう使わない

 先日、法事を終えて実家に帰りついた時、夕食の支度をする気力はなかったので、夕食は出前を取ることにした。実家では何度かUber Eats(ウーバーイーツ)を利用している。これまでは特に問題もなく便利に使っていた。価格が高いのが玉に傷ではあるが、配達してくれる利便性を考えれば致し方なしと考えている。注文してから配達員が受け取りに向かい、配達の過程がリアルタイムで表示されるので誠に具合がいい。配達員の位置がリアルタイムでわかるので、「いつ来るか」と待っている普通の出前と比べればそれに合わせて行動できるのがいいと思う。

 しかし、今回はハプニングがあった。配達を頼んだのだが、気がつくと遅くともこの時間までには配達するという時間が近づいている。スマホでアプリを確認したところ、なんと「キャンセル」と表示されている。よく見てみると、配達員が近くまで来てスマホに電話をくれたらしいのであるが、マナーモードにしていた関係で気がつかず(しかも疲れてうたた寝をしていた)、「電話に応答がなく、10分待機したが連絡がない」との事でキャンセルされてしまっていたのである。やむなくもう一度オーダーし、今度は無事に届いて両親とともにいただいた。

 さて、その後クレジットカード会社から利用通知が届いたのだが、それがなんと2件表示されている。最初にオーダーし、キャンセルされたものと2回目のオーダーである。てっきり一旦請求が成立し、あとで取り消されるのだろうとその時は思った。しかしながら、なんとなく気になってよく調べてみたらキャンセルされた注文の請求は取り消されないとの事。すなわちそれは注文者である私の丸損という事のようである。悪いのは電話に出なかった私という事らしい。

 ちなみに、私も何もしなかったわけではなく、着信に気づいてすぐ電話したがもう繋がらなかったのである。調べてみたら着信より15分経過していた。5分ならまだ配達員も近くにいただろう。このシステムは、「イタズラ注文」を防ぐには有効だろう。オーダーとともに決済が行われる。店は商品を渡せばそれでお役御免。配達員も近くまで行って電話をすればお役御免。すべては注文者の責任で、商品を積極的に受け取らないといけないというわけである。注文をしたらじっとスマホと睨めっこか、スマホ片手に電話がかかってくるのを待っていないといけないらしい。

 調べるのも、あれこれとアプリ内を探し回らなければならなかった。電話で事情を聞いてくれるシステムにはなっていない。すべては利用者の自己責任という事なのだろう。そんな状況に何となく英語の諺が頭に浮かんだ。                                                                              “a friend in need is a friend indeed”。                                                                      困った時の友こそ真の友。困った時にきちんと対応してくれるところが真に信用に足りるサービス。5分の違いで料金だけしっかり取られるサービスなどもう2度と利用したくないと思う。ちなみに自宅ではいつも出前となると駅前の中華に昔ながらの出前を頼んでいる。料金は店で頼むのと同じだし、現金と引き換えで確実である。

 駅前の中華は確実だが、うどんは食べられない。最新の配達サービスはなんといっても選択肢がとてつもなく多いのは魅力。出前のニーズは今後もあり続けるだろう。実家で利用する場合はどうしようか。かくなる上は、もう一つ利用実績のある出前館にしようと思う。ここは配達員が自社社員だと聞いている。自社社員であれば、たとえ注文者が電話に出なくても何とか届けようとしてくれそうな気がする。何より自社の看板を背負っているので、そういう対応が期待できる。

 今回も、利用前によく調べれば良かった。出前館ではキャンセルポリシーもしっかりとわかりやすいところに表示されている。やはりサービスはメイド・イン・ジャパンなのだろう。安易に外国のサービスに飛びついたところに反省点がある。考えてみれば、受け取らなくても届けたとみなされるなら、受け取るまで届けようというモチベーションも湧かないだろう。誰でも安易に配達員になれるシステムは、便利である反面、無責任でもある。3人で9,000円のうどんは、いい経験になったと諦めるしかない。今後は出前館にしようと思うのである・・・


【本日の読書】

イェール大学集中講義 思考の穴──わかっていても間違える全人類のための思考法 - アン・ウーキョン, 花塚 恵  汝、星のごとく - 凪良ゆう





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