昨日は、半年に一度の我が家恒例のディズニーランド。もっとも、春は娘の進学行事で時間が取れずに行けなかったので、一年振りという事になる。8時の開園を目指して家を出るも、非情な首都高の渋滞。結局、早ければ1時間かからないところを2時間以上かかってしまう。
中に入れば、さっそく“スタンドバイ”と“ファストパス”取りに分かれる。家族が“スタンドバイ”で「ビッグサンダーマウンテン」に並ぶ間、私は「スプラッシュマウンテン」のファストパスを取りに行く。ちなみに、これらの選択はすべてすべて妻と子供たちとの協議の結果である。
この“ファストパス”のシステムは、いつもながら優れていると思う。人気アトラクションだと平気で2時間前後の待ち時間がかかるから、これによって最低限のアトラクションは時間を合わせれば待ち時間なく乗れる。「一定間隔を空けないと取れない」という制限があるから、始めにかき集めるという事はできないが、ある程度の希望を叶えるという点では助かるものである。
「カリブの海賊」では、列の少し前に中国人ファミリーがいた。最近は中国人も各地に海外旅行に行っているから珍しくもないのだろうが、国内の消費拡大には確実にプラスになるから、望ましい事だと好ましく思う。ところが、そのうちの一人のおばちゃんが、乗りながらスマホでパシャパシャと撮影している。フラッシュ禁止の場所であるにも関わらず、フラッシュをバシバシ焚いて、である。異例なことに注意のアナウンスまで流れたが、最後までどこ吹く風だった。
たぶん、禁止を知らなかったのだろうし、注意放送も日本語だったからわからなかったのだろう。園内には中国語の表記があちこちにあるが、あれは北京語か広東語かわからないがすべての中国人に理解できるとも思えないし、わかりやすい絵などを利用するしかないのだろう。それでも以前見かけた大胆な割り込みおばさんと違って、きちんと並んでいたから、日本の「並ぶ文化」を理解してくれていたのだろう。
今回は、カヌーに初挑戦。体を動かすアトラクションというのも悪くない。ちなみに、私のお気に入りのアトラクションは、「ウエスタンリバー鉄道」と「カリブの海賊」だ。どちらものんびり乗っていられるし、眺めも気に入っているし、何より好きなのは雰囲気だろうか。残念ながら、家族の意向と一致しないと乗れないという欠点がある。
昨日はけっこう混んでいた。しかしながら、あらかじめ混んでいるのは想定済みだった事もあり、我が家は諦めも早い。いつも利用しているバズライトイヤーのアトラクションは、結局断念。「また今度」という気楽さがあるから、「断腸の思い」などという切実なものはない。だが、途中で「毎年なんて来られるわけないでしょ」とどこかのお母さんが子供に言っていたが、地方の人だとそうもいかないから、我が家はありがたい立場にあると言える。
“ファストパス”のシステムがあっても、利用に制限があるから、長い“スタンドバイ”の待ち時間は避けられない。されど、それも考え方一つだ。各アトラクションとも、待機スペースに工夫が凝らしてあって、話題に利用できる。中一の娘には英語の勉強にもなったりする。昨日は“mine”という単語を覚えたハズ。学校では、“I,my,me,mine”と習ったというが、ビックサンダーマウンテンでは「掘る」だ。あれこれ単語を指して、話をしているといい時間潰しになった。
夢と魔法の国でも、食事は“対象外”のようで、どうにも貧弱。ランチは「カレー」という名前のものを食べたが、まあないよりはマシとしないといけないのだろう。ちょっとしたものを買うにも行列。結局、アトラクション優先で動いていたら、夕食を食べそこなってしまった。それでも家族は満足だから、まあいいのだろう。
早起きして、渋滞の首都高を走り、一日混雑した園中を“ファストパス”を求めて東奔西走し、パレードの場所取りでコンクリートの上に1時間座って待ち、閉園後に子供たちが寝息を立てる中、深夜の首都高をドライブして帰宅。疲れるのも道理であるが、こういう事も子供たちが家族と共に遊びに行く間だけだと思うと、大切にしたい一時と言えるかもしれない。
子供たちが楽しそうにしている間は、体力維持に努めようと本気で思うのである・・・
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