2012年7月29日日曜日

ウルトラマン・フェスティバル2012

「ウルトラマンフェスティバル2012」に息子と行ってきた。
今年で3年連続であるが、内容としては、展示物とショーにゲームにグッズ販売という内容で、値段(大人:1,800円、子供:1,000円)に見合うとはお世辞にも言えないものである。

 今年はウルトラセブン45周年という事で、展示物はウルトラセブンが中心。パパ的には嬉しい内容であり、昨年一通りビデオで観た息子も同感だったようである。10時開場を目指して行ったものの、到着すると既に長蛇の列。実はあちこちでタダ券が配られていたりするので、その影響もあるのかもしれない。小学生の子供なんているのだろうかと観察していたが、意外と大きな子供もいたりして、我が家の息子がまだ幼稚だとも言えないようで、ちょっとほっとする。まあいずれ近いうちに卒業するのだろう。

 そんな事を思いながら、長蛇の列に並ぶ人たちを見ていると、親子連れに混じって完全に大人一人という人たちがチラホラ。いわゆるマニアなのだろうが、どう見てもマニア受けするような内容でもないと言い切るのは間違っているのだろうかと複雑な気分。

 ショーは45周年のウルトラセブンに花を持たせつつも、主役は息子のウルトラマン・ゼロ。10,000年以上も生きていて、たった45年で世代交代か、などという突っ込みを入れるのは野暮というもの。メインのショーでは、子供たちの「ガンバレ~」という声援に力を得たウルトラ戦士たちの活躍で、地球の平和は守られた。

 このショーは、今年はなかなかの出来で、正直言って入場料の元が少し取れた気分だった。
出口付近にグッズコーナーがあって、ここが息子の最大の目的地。ソフビと呼ばれる人形を買ってもらうのが、何よりの楽しみなのである。もっとも、一体840円のものだが、ちょっと池袋駅まで戻るとビックカメラでは670円、ヤマダ電機では580円で買えてしまう(しかも10%のポイントまでついてしまう)。

 「ここで選んで帰りに買おう」がパパの常套文句なのだが、敵もさる者。「ウルトラマンフェスティバル限定版」のウルトラマン・ゼロ(定価945円)を売っている。ご丁寧に2色あって、息子は赤の「ストロングコロナ」バージョンをゲットして満足気だった。

 このウルトラマンゼロのソフビであるが、どう見ても形は一緒。同じ金型で色だけ塗り替えて、「一粒で2度、3度おいしい」商売をしている。残念ながら、まんまとその手に乗らされてしまった我が家としては、うまいとしか言いようがない。仮面ライダーもそうであるが、少し時間が経つとバージョンアップして2匹目のドジョウを吸い上げるのが巧みだと思う。

 目の前のマニアのお兄さんなんか、赤バージョンと青バージョンをそれぞれ3体ずつ大人買いしていた。我が家の息子のように、帰って戦いごっこして遊ぶのだろうか、などと想像してみる。案外オークションで売ってこずかい稼ぎするのかもしれない・・・

 帰りに怪獣のソフビを一体買ってもらって満足気な息子。何を思ったか、突然「これ取っておいて、子供が好きになったらあげようかな」と言い出す。そろそろ卒業が近いと無意識に感じているのかもしれないが、それにしても気の長い話だ。しかし、そのためには我が家に君臨する「断捨離怪獣」を何とか倒さねばならない。パパでさえ表面上は勝てないのだから、極めて難しい。

 でも3世代で楽しめたら、素敵な事だろう。
円谷プロがそれまで息長く頑張れるだろうか。
60周年くらいだったら、十分期待できるかもしれない。

ちょっとだけ期待してみたいと思うのである・・・



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