浦安市はやるのかやれるのかでもめているようだが、我が東京は都知事選だ。
今回もきちんと義務を果たさないといけない。
さて、静かな選挙戦でまったく選挙ムードがないのだが、候補者は揃っている。
先日丸の内でドクター中松が選挙カーで回っていた。自らを優秀と言ってはばからず、さらに都知事には優秀な人間がならないといけないというお説には、「さすが」と唸ってしまった。毎度律儀に立候補しているし、もはや選挙には欠かせない人物だ。82歳と高齢ながら、毎回立候補するバイタリティは凄いと思うし、投票はしないけど頑張ってほしいと思う。
本命はどうやら現職の石原さんのようだ。
思えば初当選した12年前は、ちょうど伊豆に旅行した時で、帰りの車中のカーラジオで石原さんの当選速報を聞いたため、強く印象に残っている。あれから12年・・・
もう十分だろう。一度出馬しないと言ったのに、撤回したのはいろいろと裏工作があったのかもしれないが、12年は十分長い。アメリカの大統領だって2期8年だし、都民として4選は阻止しないといけないと思う。
では代わりに誰がと見渡せば、人気の面での対抗馬は東国原さんだろうか。
宮崎をPRしまくって県民に圧倒的な支持を受けたとしても、宮崎では成功しても同じ手法は使えまい。規模だって違うし、どうかなと思う。本当は政治家としてのキャリアを積むなら国政にでれば良かったのだと思う。あれだけの圧倒的な支持があれば、衆参どちらでも行けるだろう。ステップアップであれば、宮崎県民もおらが代表でいつまでも支持するだろう。だが横滑りで都会へ出れば、所詮は東京かと、宮崎県民にしてみれば裏切られた気持ちになるのではないだろうか。
そうすると共産党は論外だし、あとはワタミの会長しかいない。
ワタミを創業して大成功し、介護事業や学校・病院運営といった異業種に進出し、教育委員会などにも顔を出し、今やマルチ経営者である。「夢に日付を」という言葉も好きだし、著書を読んで共感できる部分も多かったし、今回はこの人かな、と思っている。
ただ、現実的に当選は難しいかもしれない。
一般的には居酒屋の経営者くらいのイメージみたいだし、いろいろな批判を耳にして嫌だと言う人もいるようだ。石原さんやそのまんまよりも知名度は劣るし、劣勢は否めないだろう。もしも当選したら、経営の発想を政治に持ち込んで、それがうまくいくかどうかは未知数だが、期待値は大きいと思う。凝り固まった役人にはできない発想を都庁に持ち込むだろう。グループの経営理念をそのまま当てはめ、都庁の職員に都民から「ありがとう」と言われるようにしようとしているらしい。
「もしも」と考えると面白いと思う。
どうやら週末は桜の花もかなり咲き誇っているようだし、12年前のような政権交代を期待しながら、投票の義務を果たそうと思うのである・・・
【本日の読書】
「20歳の時に知っておきたかったこと」ティナ・シーリグ
「インシテミル」米澤穂信
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