2010年10月24日日曜日

一家に一台

朝から天気も芳しくなく、雲行きも怪しい今日は一日家でのんびりと過ごす。
長女が「一緒に遊ぼう」と声をかけてくる。
「そうだな」と応じる。
そうして長女が選んだのがWiiである。

我が家のゲーム歴はそんなに古くもないが、最初はプレイステーションであった。
夫婦それぞれ別々のゲームにハマって、しばらくは続けていたが、やがて飽きてしまった。
子供も生まれ、しばらくしてWiiが登場。
なんだか家族で楽しめそうだという事で購入した。
子供に買ってやったという位置付けではない。

これがまたなかなかのもの。
前評判通り家族で楽しめるところがいい。
子供たちのお気に入りは『マリオカート』だ。
様々なキャラクターがいろいろなコースでレースを展開するのだ。

これのいいところは複数人数でできるところだ。我が家はコントローラが2台しかないから常に2人までしかプレーできないが、コントローラを買い足せば3人、4人とできるようである。画面が上下に分かれ、それぞれがレースを楽しめる。

子供たちも頻繁にやっているわけではないが、それでも親よりも回数はこなしている。したがって勝負となると、特に小学校4年の長女には負ける事が多い。単純にスピードを競うだけでなく、アイテムを取り込んでそれを利用してより早く進んだり、ライバルプレーヤーの妨害をしたりする。それは裏を返せば、自分もやられるという事を意味する。
ハンドル操作だけではなかなか勝てない。

長女は任天堂DSも持っているのだが、(こちらはねだられて買い与えた)これが一人で黙々と遊ぶのに対して、Wiiは家族で一緒に遊べるという楽しさがある。
しかも大人だから有利という事もない(ただ5歳の長男はさすがに相手にはならない)。
親に勝って得意そうな長女の表情を見ると、それはそれで良いかもしれないと思う。
親に勝つのも一つの自信になるだろう。
    
あとはWiiスポーツだ。
こちらはアーチェリーにバスケット、ボウリング、ゴルフ、剣道などなどがある。
指先だけの操作ではなく、ボウリングなどは実際に投げる動作をしないといけない。
微妙なずれがボールの動きに反映されたりしてなかなかのもの。

ゲームだからハイスコアが出るというわけでもなく、ボウリングは実際のスコアとほぼ同じくらいだったから大したものだと思う(裏を返せばゲームでさえハイスコアが出ないという寂しさもある)。

週末はどこにも行かなかったと言えば何だか寂しい気もするが、子供とワイワイ楽しく過ごせたのでそんなに引け目は感じない。ゲームというとマイナスのイメージを持ちがちであるが、これはなかなか凄いと思う。こうしたゲームを生み出してしまう凄さがまだ日本にはあるのだと思うと、ちょっと誇らしい気もする。

こんな優れたゲームで遊んだ子供たちが大人になって、もっと優れた商品を生み出していけたなら、少子化といえども衰退は食い止められるかもしれない。
未来の日本は少数精鋭の先進国になっているかもしれない、などと思ってしまう。
子供から誘ってもらえるうちは、まだまだムキになって勝敗を競いたいと思うのである・・・


【本日の読書】
なし

     

0 件のコメント:

コメントを投稿