2010年9月7日火曜日

Life is beautiful!

人生は心のあり方で決まる
心のあり方を変えれば決定が変わる
決定が変われば行動が変わる
行動が変われば人生が変わる   
ヒンドゥー教の教え
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実は今大きな問題を抱えている。
もう長い事悪戦苦闘しているが、なかなか出口が見えない。
踏み出すべきではなかった道に迷いこみ、その結果、長くて出口の見えないトンネルに迷い込んでしまった。後悔する一方で、トンネルを抜けた先に開ける未来への期待もあり、相交差して複雑な心境である。

人生最大のピンチだと思っており、真剣に考えれば夜も眠れなくなるほどの不安に襲われるが、いつの頃からかあまり深刻に考えなくなった。どうやら私の心にはサーキットブレーカーがあって、心に一定以上の負荷がかかるとそれが働いて、心に必要以上の負荷がかからなくなるようになっているらしい。

数年前、仕事で大きな失敗をした時もこのサーキットブレーカーが働いた。
会社にも大きな迷惑をかけるミスで、毎日針のムシロだった。
会社に行きたくないと思った。
周りの人の視線が痛かった。
しかし、何日かしてからこのサーキットブレーカーが働き、すっと力が抜けた。会社から見事な「厳重注意書」をいただいたが、休むことなくすべての批判を正面から受け止められた。まあ良い経験だったが、二度としたくはない経験だ。

今もサーキットブレーカーが働いているが、問題が解決したわけではない。
日々、根拠のない楽観と「夜明け前が一番暗い」という信仰が支えだ。
そういう問題があるからだろうか、それとも 「自分が源泉」という考え方が身についてきたからだろうか、毎日平凡な一日を過ごしていてもそれだけでありがたいと思う。

毎日の通勤も、“痛勤電車”などと揶揄する人もいるが、私にしてみれば本が読めるくらいのスペースはあるし、時間もDoor to doorで1時間とそんなに苦にならない。
暑いと言ってもクールビズでネクタイからは解放されているし、職場の人間関係で悩む事もない。
子供の寝顔しか見れないというほど過酷な残業もないし、帰れば家族がわいわいやっていて家の中は賑やかだ。親の体調は心配だが、それ以上に心を痛める問題もない。

週末の深夜には大好きな映画を観られるし、月一回は銀座の映画館でも楽しんでいる。
大事にしている時間は過ごせているし、友人知人にも恵まれている。
コインを見て表と見るか裏と見るかは見方次第だ。
表から見れば表が、裏から見れば裏が見える。
平凡な一日も、「良い事がなかった」と考えるか、「悪い事がなかった」と考えるかも考え方だ。

以前、「ライフ イズ ビューティフル」という映画があった。
ナチスドイツに捉えられたユダヤ人父子の物語だ。
母親と引き離されて収容所で暮らす毎日に、父は毎日をゲームに見たてて、子供を楽しませて過ごす。最後に悲しい結末があるのだが、悲劇だけの映画とも言えず、なぜか映画のタイトルと内容とが見事に一致していると感じた映画である。

バラ色の人生を送りたいとは思うが、良い事ずくめが果たしてハッピーライフなのかどうかはわからない。重荷は重荷で確かに辛いが、辛い練習を経てライバルに勝った試合ほど喜びは大きい。
もちろん、それは“勝てば”の話であって、負ければ悲惨だ。
そこに大きな不安があって、それこそが心を乱す原因ではあるのだ。

ただそれこそが、大げさに言えば生きている証。
『冬があり夏があり、昼と夜があり、晴れた日と雨の日があってひとつの花が咲くように、悲しみも苦しみもあって私が私になってゆく(星野富弘)』
そんな心境で乗り越えていきたいものだ。

その名の通り“Life is beuatiful”というサイトがある。
みんなが感じたちょっとした感動を投稿したサイトだ。
一つ一つ読んで行くと、大きな喜びやささやかな喜びといろいろ感じ方があるのがわかる。
山あり谷ありと今もこれからもあるのだろうが、これも自分の人生と割り切って楽しむ気持ちを持っていたいと思うのである・・・


【本日の読書】
「2000社の赤字会社を黒字にした社長のノート2」長谷川和廣
「ザ・クリスタル・ボール」エリヤフ・ゴールドラット
     

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