2009年9月10日木曜日

味覚の秋

日中外に出てもめっきり日差しに力強さがなくなってきた。
多少汗ばむ事はあったとしても、朝晩は涼しいし、季節は完全に秋だ。
そういえばこの夏はよく蝉を見かけた。
今日も電信柱に止まって泣いているのを見かけた。
季節は秋になってしまったのに、出遅れて焦って鳴いているのだろうか、などと想像してしまった。

毎朝食べる幸水もそろそろ豊水へと変わる頃であろうか。
我が国では豊水は幸水の次に生産量が多いそうである。
幸水ほどではないが、同じ梨だから豊水もそれなりに好きである。
すっかりと味覚の秋、食欲の秋である。

果物ばかりではない。この時期食卓にサンマが出ると思わず幸せな気分になる。そんな私は大のサンマ好き。相変わらず庶民の味覚代表である。サンマはやっぱり塩焼きが一番である。大根おろしを加えて醤油をかけて、ご飯とともに食べるサンマの味は、もう何とも表現のしようがない。日本人で良かったとつくづく思う。

そんなサンマでも結構当たりはずれがあると聞く。
だがいつもサンマを見るとパブロフの犬の如く喜んでいるからか(たぶん尻尾があったら振っていると思う)、はずれたという記憶があんまりない。
いろいろと見分け方を聞いたりするが、自分で買うわけではないのであまり興味はない。
そうか、いつもおいしそうなものを選んでもらっているのか。
そう思うと色気よりも食い気の奥様には感謝しないといけない。

ちなみにサンマの尻尾を持って頭を下にして持った時にピンと立つ方が鮮度が高いらしい。
秋の刀と言われる所以であろうか。
この秋何匹食べられるだろうか。

そういえば昨日ビートルズのオリジナルアルバムのリマスター版が発売された。
いまだ熱狂的に買い求める人が多いようである。
いくつか買おうかなと思っている。
この秋も季節を存分に楽しみたいと思うのである・・・


【本日の読書】
「リーダー・パワー」ジョセフ・S・ナイ
「重力ピエロ」伊坂幸太郎
    

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