さて、前回風邪が気合で治るわけを解説した。
これから「風邪は気合で治す」と言った時、白い目で見られる事が少なくなるのではないかと期待している。私の場合、その効果は絶大である。
今回は具体的な方法を語ってみたいと思う。
まず初めに、風邪はひき始めが肝心である。
これは世間でも言われている通りである。
「かかったかな」と思ったら「即気合!」。
コンタック600などの出る幕ではない。
気合という言い方がひょっとしたら誤解を招く元なのかもしれないが、要は体の内部への意識を通じた働きかけである(よけい怪しいか・・・)。
人間の脳にはまだ理解されていないが、使うことのできる能力がある。車の運転みたいなものだ。次の日の朝いつもより数時間早起きして遊びに行く時の事を考えてみればいい。目覚ましの鳴る前に目が覚めたり、いつもは何度も鳴っては止めるを繰り返す目覚ましにも一発で起きる事があるだろう。我が家の長女もディズニーランドに行く時は、学校へ行く時よりも目覚めはいいし、起きた後の行動も迅速だ。
そんな脳ミソに病原体をやっつけるイメージを送り、ラグビーの試合前に円陣を組んでみんなで叫ぶ時のように気合を体に入れるのである。そうして布団に入れば、潜在意識が体に備わっている防衛機能により強く働きかけて、体に侵入した病原体を退治するのである。眉唾に聞こえるかもしれないが、医学的にも「プラシーボ効果」というのが科学的に認められている。気合=プラシーボ効果と説明すれば納得してもらえるのかもしれない。
ちなみにこうした気合が効くのは風邪であって、インフルエンザはこの限りではない。
なぜならインフルエンザはウィルスが原因であって、そのウィルスに対しては(もちろん気合も効果はあるだろうが)タミフルなどのある種のワクチンが最も効果的だからだ。
繰り返すが風邪の特効薬はいまだに存在しないわけなので、矛盾はないのである。
私が医者に行く時は、「もしかしたらインフルエンザかもしれない」と思う時か、仕事の都合などでどうしても症状を抑えたい時などだ。だから前者では、風邪とわかれば薬はもらわずに帰ってくるし、後者の場合はその症状の薬だけもらって帰ってくる。しかも3日分もらっても必要がなくなれば、その時点で残りは捨ててしまう。
風邪をひいたらとにかく医者とばかりに医者に行く、そうやって医者を妄信するのは間違いだ。
機械的に医者に行って、もらった薬をもらった分だけ何にも疑わずに真面目にきちんと飲む。
そういうスタンスは、実は戒めるべきものなのだ。
自分の体とよく相談し、医者には必要な処置のためだけに手をかしてもらう。
そうした自立した意識こそが真に自分の体の為になる。
そう信じてやまない私である・・・
【本日の読書】
「教えることの復権」大村はま
「ジェネラル・ルージュの凱旋(下)」海堂尊
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