すべてが思うほどうまくはいかないみたいだ
このままどこまでも日々はつづいていくのかなぁ
雲のない星空がマドの向こうに続いてる
あれから僕たちは何かを信じてこれたかなぁ
夜空の向こうには明日がもう待っている♪
夜空ノムコウ
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楽しみにしていた同期会が終わった。過ぎてしまえばあっという間。しかし150名という人数もやっぱりよく集まったと言えるのではないかと思う。来てくれた人達は本当にありがたい。それだけのニーズもあるという事だろうが、集まってもらえなければ何にもならないだけにやっぱりありがたい。一部の「熱意ある幹事」に支えられていたがゆえに、自称「熱意の薄い幹事」でもそこそこ達成感を得られたのであるが、こういった仲間の存在はありがたいものである。
高校を卒業して26年。
クラスメイトの一人がしみじみと呟いた。
「おれ達、平均寿命からいえばもう人生の半分過ぎたんだよな」
確かにそれは言えている。
だが、「もう」と考えるか「まだ」と考えるか、その差は大きい。
26年という月日はやっぱり長い。さっきまで昔のように不謹慎な話をしていた奴が、子供の教育になると途端真面目に悩める現実を語りだす。そこかしこでメタボリックボディが躍動する。わずかな面影を頼りに引き出しの奥底から記憶を取り出してきて埃を払う。
憧れの彼女と26年の時を経てようやく撮ったツーショットを自慢気に見せる友。
自分はみんなの目にどんな風に映っているのだろう。
一番の売り物は懐かしい高校時代のシーンを集めたスライドショーであった。
事前に見て感激していたが、初めて見たみんなが歓声を上げるたびにみんな同じ思いである事を知った。お土産にスライドを納めたDVDをもらった。この上なく貴重なお土産だ。こんなお土産はめったにもらえるものでもない。
帰りの電車では酔いの勢いで一駅乗り過ごしてしまった。
終電の時間を過ぎてしまい、戻る電車はもうない。
寝静まった深夜の住宅街は幸せなほろ酔い気分で歩くのには心地良い。
スライドショーの事を思い出した。
映し出された26年前の自分たちは、今から見ると純粋だ。
SMAPの「夜空ノムコウ」のフレーズが蘇る。
あの頃、45歳の自分など想像もしていなかった。
あの頃の自分が今の自分を見たら何て思うだろう。
「もうちょっと何とかしろよ」と言われそうな気もする。
自分の人生は「まだ」半分だ。
あの頃の自分に恥じないような人生をこれからも送りたい。
そしてそれは同期のみんなと関わりあうものでありたい。
また次回を楽しみにしたいと思うのである・・・
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