2009年3月12日木曜日
贈り物
バレンタインデーのお返しをするのもすっかり定着した昨今、あちらこちらの売り場はホワイトデー一色になってきている。プレゼント選びが大の苦手ときている私としては、できる限り避けて通りたいところである。
今年も大阪に住む義母と義妹とからバレンタインのチョコが送られてきた。
面倒くさいからネットで適当に送ろうかなどと考えていたら、先に妻から請求書が回ってきた。
なんでも欲しかったお菓子があって、それをくれと言われて送ったとの事だった。
表向きは忙しい私によけいな面倒をかけさせたくないとの思いやりだが、本当は私に(適当に)選んでほしくなかっただけなのではないかと、思わずにはいられない。
どちらにしろ「私に選ばせないように」という配慮には違いないから、素直に感謝した。
とはいえ「現役の」人達はたいへんだろう。
プレゼントにふさわしい品物は何かを、義理と本命のそれぞれのケースについて聞いたアンケート結果では、義理では男女ともクッキーが第1位となり、以下ケーキ、キャンデー、チョコレートなどの菓子類が並んだそうである。本命では、1位から5位までが「アクセサリー」「レストランで食事」「花束」「バッグ、財布など」「宝石、指輪」と、男女の回答が完全に一致し、義理とは完全に商品性が異なっているから面白い。
尚、女性にとってこれまでもらったプレゼントの中で感動したものとしては、「花束」「指輪」などがあり、逆に困ったものとしては「下着」、そして「好きでもない人からの高価なプレゼント」などだそうである。「花束」を贈った事はあるが「指輪」や、当然の事ながら「下着」は経験はない。
また、男性に同様の質問をしたところ、感動したもの、困ったものいずれも「手作りのもの(チョコレート、セーターなど)」が大勢を占めるという結果だそうである。
手作りのプレゼントは、心がこもっているからこそ諸刃の剣になってしまうのだろう。
でもやっぱり手作りのプレゼントはあげたいし、もらいたいものだろう。
例え諸刃の剣であったとしても・・・
私も手作りのプレゼントをあげた事が、実はある。
あの時は悩んだものである。
編み物ができるわけでもないし、ピアノも弾けないから思いのすべてを歌にして伝えることもできない。手作りのバラというアイディアもあったが、球根を買ってきて育てている時間はない。
あれこれ悩んでふと思いついたのが、「童話」であった。
自分で思いをストーリーにしてワープロ打ちで作ったのである。
結果は・・・
勝負には確かに勝った、しかし試合には負けた、といったところだ。
今から16年前の切ない思い出である・・・
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